Interview04
- システム製品部
2014年入社 - 設計担当
社員を大切にする姿勢が決め手に。
世界に誇る日本の新幹線が主戦場です。
私は、異業種からの転職が多い弊社の中では珍しく、同業他社から河原工業へと入社しました。面接では、即戦力として評価していただいた上で「でも、今があなたの人生において、重要なターニングポイントだから、2〜3日、よく考えてから答えをください」と声をかけてもらい「社員を大切にする会社だ」と感じたのが、入社の決め手になりましたね。
現在、主に担当しているのは、新幹線に関わるプロジェクトです。新幹線はすでに50年の歴史があり、大枠の構造は古いものばかり。しかし、細かな部分はどんどんバージョンアップしています。したがって常に調整が必要であり、我々への発注も途切れることはありません。また現場調査は、新幹線が走っていない夜中に行うので、例えば真冬の雨が降っている場合などは、かなり過酷になります。しかし、自分がイメージした通りに製品が取り付けられた瞬間は、設計者冥利につきますね。
現在、2020年の東京オリンピックに向けて、首都圏の鉄道各社は、駅構内のセキュリティ強化や、発車標の多言語化を進めています。これからますます、我々の仕事の重要度は増していくと思いますよ。
堅実に。そしてクリエイティブに。
既製品にはない価値を求めて。
日々の業務の中で意識しているのは、自分たちの都合だけで設計するのではなく、それを取り付ける施工業者の方々の作業効率も考慮するということ。なぜなら、彼らは終電と始発の間の、短い時間で、すべての作業を終えなければいけません。私たちの製品が、重くて運ぶのが大変だったり、取り付け方が難しく迷ったりしていると、重大な損害につながりかねません。そういったトラブルが起きないようにするのも我々の腕の見せ所。「おかげさまで、早く作業が終わったよ」と声をかけてもらえることが一番の喜びですね。
また、一つの案件を任されるということは、お客さまや社内で“指名された”ということでもあります。だからこそ、誰がやっても同じような設計ではなく、個人のカラーが出るような設計をするべき、というのが私の考え方。弊社では、少し個性的な図面も、安全面や構造面に問題がなければ、尊重されます。そういったクリエイティブな要素もある仕事なんですよ。